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風来坊のアウトドアライフ

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福岡や九州中心の山歩きや野菜作り、その他のレポートを記録しています。よろしくお願いします。

八経ヶ岳・弥山(奈良県天川村)

7月7日(日) 曇り時々晴れ
昨日は二度目の愛宕山、その前は四度目の山上ヶ岳、三度目の伊吹山ときたが、今日は初めての八経ヶ岳と弥山。山と渓谷社の本では大峰山としてこの八経ヶ岳を挙げている。風来坊は大峰山は山上ヶ岳と思っているが、女人禁制なので女性は百名山を登れないことになる・・・。そのためなのかは分からないが、八経ヶ岳(1,915m)が大峯奥駆道の最高峰、近畿最高峰でもあるので百名山になっていると勝手に推定している。
京都から140kmの場所にあるので車なら日帰りが可能。今日は9月の富士山登山に備えて靴を新調し、ストックも買われたお得意先の方の練習場所としてここを選びました。富士山とは山の雰囲気は違いますが、この時期に暑くなく登れるし、オオヤマレンゲも良い時期です。一度は行ってみたいと思っていました。
朝、5時20分にお得意先の方をお迎えして出発!天川村の川合までは山上ヶ岳までと同じ。ここから国道309号を走る。行者還トンネルまで12kmとありますので直ぐに着くかと思いましたが、ここからが狭い、くねくねの道。途中、みたらい渓谷を過ぎ、川迫ダムも過ぎ走りますが、川迫川の綺麗なこと!ダムも水量が少ないものの水がとても綺麗でした!川沿いから山沿いに走り30分ほどかかって7時40分過ぎに到着。トンネル手前の広い場所に停めました。どうやらトンネル辺りは満車のようです。
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ここに着くまでは一台の車も見なかったのですが、ちょっと前に着いたような人が大勢。準備をしていると筑豊観光のバスも到着。北九州からのツアー。今日の夜のフェリーで帰るとのこと。さすが百名山になっているだけのことはあります。
準備を済ませて、7時45分頃出発。この辺りで1,100mなので涼しい。7,8分で登山口。
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登山口の駐車場は満車。途中の道も路肩に停めています。風来坊たちが停めた場所で正解でした。今日も男三人衆の山歩きですが、他のグループは女性客も多い。そんなことは気にせず、登りましょう!
木の階段を登ってしばらくはほぼ平坦な道。「楽ですね」などど話しながら歩いていると橋。
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この橋からが急登。道が歩きにくい。段差があり、木の根もむき出しになっているので、結構、きつい。
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休憩を適宜取りながら登ります。風来坊もこの辺りでは昨日の疲れが少し残っていると思っていましたが、お得意先の方も前夜深酔いしたらしく結構きついと思っていたそうです。もう少しゆっくりと行けばよかったと思ったのは最後になってから・・・。
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コアジサイがありましたが、先週の山上ヶ岳が綺麗でした。でも、花があると良いですね。
登りの斜面にはシャクナゲがいっぱい。春には綺麗なことでしょう。大分、上まで来ました。
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そして、大峯奥駆道が見えてきました。ミヤコザサが林床を飾っています。
これはヤマブキショウマでしょうか?
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50分ほどで大峯奥駆道の分岐へ。
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ここで小休止。今日はここまでの登りと聖宝ノ宿跡から弥山小屋までの登りがきついようですが、ここからしばらくは軽い登りと下りを1時間ほど。休んだ後、尾根筋を歩きます。
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途中、倒木が多いヶ所に来ました。結構大きな木が倒れています。かなり年数も経過している感じです。もしかしたら伊勢湾台風の時でしょうか・・・。
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20分ほどで弁天の森。
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ここが1,600m地点。ここから軽い下り。
この辺りからバイケイソウが増えてきます。
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そして、25分ほどで聖宝ノ宿跡。
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この像は、聖宝理源大師。かなりの高僧らしいですが、知りたい方は自分で調べて下さい(笑)。
ここから泥でぬかるんだ道などを登ります。
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途中からが木段も続きます。途中で展望の良い場所で一休み。
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大日山が分かりやすいので、稲村ヶ岳や山上ヶ岳が分かります。(写真左側)
聖宝ノ宿跡から45分で弥山小屋。
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立派なトイレもあります(有料、当然ですが)。小屋は200人ほど泊まれるらしいが予約制とのこと。
ここから弥山へ。小屋の横に弥山の標示があります。
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直ぐに弥山山頂。
この社が山頂のようです。
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ガスがかかって写真が曇っています。でも、涼しい。
弥山と名前が付く山はあちこちにありますが、風来坊は初めてでした。では、八経ヶ岳へ向かいましょう!一旦下ります。そして登り始めるとオオヤマレンゲ保護区。
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登山路の脇にあるかと思っていましたが、保護区を通って八経ヶ岳に向かうようです。ここからは、オオヤマレンゲとカラマツソウが目立ちます。カラマツソウは蕾が多いですが、オオヤマレンゲは花が沢山。
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カラマツソウで開いていたのがこれだけ。
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こちらは何の花?
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保護区を通りぬけ、岩場の道を登ると近畿最高峰の八経ヶ岳へ。
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ガスで周囲が見えません。
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でも、急にガスが晴れてきました。弥山小屋が見えます。
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周囲の山も見えました。ここが山奥深いことが良く分かります。こんなところに良く来たなぁ~。でも、最高!人が増えてきましたので引き返します。
保護区の中のナルコユリ?アマドコロ?
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弥山小屋手前で、八経ヶ岳が綺麗に見えました。
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小屋の周囲のテーブルで昼食。11時30分。登山口から3時間半。予定通りです。おにぎりを食べ、、水分を補給して小屋の近くの国見八方覗きへ。
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この辺りは木が無いのに苔が綺麗。
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と言うことはガスっているか雨が多いのでしょう。そんなところで今日はガスも晴れてきてとてもラッキー。周囲の山を鑑賞。
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ここで八経ヶ岳を再び見てから下山します。丁度12時。
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結構、人が登ってきますので待ちながら下ります。下りは楽チン。聖宝ノ宿で小休止して、気持ちの良い森を歩きます。弁天の森を過ぎた辺りに小さな花。
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しゃがんだところ足が吊りかけました。塩を補給し、クエン酸の飴を舐めしばらく休みます。この花の名前は風来坊にとっては「アシツリノハナ」(多分ヤマトウバナのようです)
大丈夫そうなので再び歩いて、大峯奥駆道分岐へ。ここからは1㎞で400mの下り。足が気になりましたので少し筋肉を伸ばそうとしたら、再び吊りかけました・・・。再び、塩を舐め小休止。どうやら大丈夫そう。一気に下って橋まで戻ります。ここの川で顔を洗い、靴の泥を落とします。
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そして14時5分登山口。足も大丈夫で良かった。道路脇のアジサイがきれいです。
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この辺りも良い気温。涼しいとまでは言いませんが、気持ちの良い風を感じます。やっぱり山で無ければ味わえません。遠いけど来て良かった。
来た道を帰って、天川村川合から少し奥に行ったところの温泉で汗を流します。
その名も「天の川温泉」
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今日は七夕ですので丁度良い!でも、彦星ばかりで織姫はいませんでした・・・。
汗を流してすっきりして京都へ。お得意先の方にも喜んでいただけました。至高の一日。

来週は福岡に帰って、キス釣りとどこかの山歩きの予定です。
by furaibow581203 | 2013-07-08 05:39 | 九州外の山歩き | Comments(4)
Commented by tinnan1515 at 2013-07-09 18:01
 風来坊さん、こんにちは。
男三人衆でしたが”山の貴婦人”迎えられよろしかったですね。
何よりもお連れの方たちに喜ばれて頂いたのが一番でしょう。
素晴らしい思い出になると思います。
Commented by 山馬鹿 at 2013-07-09 21:12 x
こんばんは~ ☆

天川村は、まさに秘境ですね~♪(云い方変えれば、へき地?)
同じところから登り小屋泊で、同じ温泉のところへ下山しました!
7月だったので気温高く、下山&温泉後の麦酒が最高だったことを思い出します。 山深く、満点の山系だと思います。 
来週は、九州で魚を釣り上げ過ぎないようにお願いします(笑)
Commented by 風来坊 at 2013-07-11 04:30 x
うすきさん、おはようございます。
出張でお返事が遅くなり、失礼しました。
おっしゃる通り、貴婦人が沢山迎えてくれましたので、楽しく過ごすことが出来ました(笑)。
かなり山深い、山らしい良い山でした。遠いですが、また行きたくなりました・・・。
Commented by 風来坊 at 2013-07-11 04:36 x
おはようございます、山馬鹿さん。
歩かれたルートを日帰りとも思ったのですが、詳しいルート図や情報が無かったので止めました。でも、確かに天川村は秘境です。夏でもそこそこ涼しそうで、住みたくなるくらいです。
今度の三連休は、キス釣り2日、山歩き1日の予定ですので、キスが一時的に少なくなるかも知れません(笑)。
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by 風来坊