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風来坊のアウトドアライフ

furaibow.exblog.jp

福岡や九州中心の山歩きや野菜作り、その他のレポートを記録しています。よろしくお願いします。

4月30日(日)晴れ
3日目は、宇土内谷登山口から大崩山に登って、鹿納山に周回して、降りるコース。
大崩山は、10年ほど前に湧塚コースから登ったのですが、山頂まで30分くらいのところで雷がゴロゴロと。
急いで、象岩を通って坊主尾根を下山しましたので、見どころは歩きましたが、未踏なのです。
今回、鹿納山に登るなら、大崩山を一応踏んでおこうと周回コースを計画しました。
大崩山から鹿納山の縦走路が、どれくらい分かりやすいか、歩きやすいか、不明のままでしたが、全体で7,8時間もあれば大丈夫とプランニングした。
ただ、前日のだき山から国見山や鬼の目までの道を考えるとスマホが欠かせません。充電は大丈夫。
少し明るくなってから運転。今村から30分ほどで宇土内谷登山口へ。
登山口前の駐車場も空いていましたが、奥の広い方に駐車。準備して5時48分スタート。
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林道を10分ほど歩くと登山口の標識。ここから入山。
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杉林を登り、尾根に着くと展望が少し開ける。ここまで30分強。ほぼコースタイム通り。
コースタイムの通りとすれば、ここから1時間ほどで鹿納山への分岐らしい。
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まあ、時間は早いのでこの尾根沿いのアケボノツツジでも楽しみながら歩きましょう。
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花はあるのですが、まだ陽が差さず、また、蕾のものもまだ多そう。
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第一のピーク辺りまで来ると鹿納山と高さが変わらないほどになっていた。
この高さですと、ほとんど蕾で咲いているのが少ない。
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でも、1本だけ南斜面にあるアケボノが開いていたので、だき山(奥)をバックに写します。
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この尾根は割と早く登れて、上祝子登山路と合流。
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尾根から1時間で山頂(1644m)です。思ったより早く到着。
でも、さすがに大崩山。7時過ぎの時間で、他の登山客が3組6名が続々と。
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まだ寒くて、風も吹くので10分ほどで次の鹿納山に向かうことにしました。
山頂付近の花は、アセビ。先週の屋久島と同じですね。
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鹿納山の案内があるところから入る。
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最初はスズタケの枯れ枝があり、道がはっきりしているが、そこを抜けると昨日と同じようななだらかな尾根を歩く。でも、鹿納山も見えていて、まずまず分かるかなと思いながら進みます。
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しばらく歩くと、大崩山の山頂に寄って、直ぐ引き返した方が先を歩いていた。
どうやら鹿納山に行く様子。長靴で歩かれているので、慣れているのだろうと判断。
慣れた人が一緒なら、心強い。後ろを追うように歩く。
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途中から一緒に歩き、お話をする。ほぼ毎日歩いていて、今日が今年118日目だそう。
道理で道具にはこだわらないのでしょう、こういう方が真の健脚と言えます。
一番長い登りを終えると、鹿納谷への下山路との分岐へ到着。
大崩山から1時間20分でした。ここから鹿納山までは30分ほどらしい。
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ここからは道も狭いので、少し離れて歩く。鹿納山が近いです。
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大崩山は遠くになりました。1時間半であんなに遠くなるのだと思うとびっくりです。
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例年なら鹿納山周囲はアケボノツツジがきれいらしいが、今年はミツバツツジがきれいです。
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途中、何度かアップダウンしますが、最後?のピークから見える鹿納坊主。
丁度、ミツバツツジと一緒に坊主の名に相応しい姿を。
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山頂へは、左から廻りこみ、反対側から登るそうです。
見上げるととても登れそうにない岩の山に見えます。
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でも、廻りこんで、岩を掴みながら登ると高度感たっぷりの山頂(1567m)へ到着。
分岐から約30分でした。標識の先(一番奥)にあるのは昨日歩いた縦走路の稜線。
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右を見ると祖母の山々。
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振り返ると五葉岳の後ろにちょこんと傾山。
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360度の大パノラマでした。
風も少し治まってくれたので、しばし景色を堪能しました。
では、下山しましょう!途中、きれいな形をした日隠山とミツバツツジをパチリ。
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分岐からの下りは、最初は歩きやすい道。ルンルンです。
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下りが急になる辺りから、アケボノツツジが待ってくれていました。
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下は、サクラとアケボノのコラボ。
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あっという間に鹿納谷の登山口へ。山頂から50分ほどでした。
ここからは林道歩きが4kmほど。
でも、きれいな森があって楽しい。
こんなところでハンモックに揺られて、本を読んだり、酒を飲んだら時の経つのを忘れるでしょうね。
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鹿納谷と鹿納山登山口の中間付近には、立派な駐車スペースが。何十台も停めれます。
宇土内谷から先は、道も良いので、こちらの利用も考えても良さそうでした。
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渓谷の岩と流れも見事。
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上を見上げても、岩がすごい。
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退屈することなく、歩ける林道。あっという間に宇土内谷駐車場に着きました。
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時刻は、11時2分。
13時くらいまでに下山できるようなら、今日の内に比叡山を登っておこうと歩きながら考えていたので
昼食を食べたら、比叡山の千畳敷の駐車場へ走る。12時ごろ到着するが、千畳敷駐車場は満車。
この時間なので、早く下山する人が居るかもと15分ほど待つが誰も降りてこない。
外に立って思案していると、鹿納山を一緒に歩いた方が、ちょうど帰るところでお会いして、離合に空いたスペースに停めて良いですよと悪魔のささやき(笑) 離合に邪魔にならない場所があったので、そこに停めて登ることにした。
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登ってすぐに矢筈岳が望める場所。岩肌が迫力満点。
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後方には、比叡山(Ⅱ峰:左)とⅠ峰(右)が鋭い姿を見せている。
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結構、大変そうな山だなぁと思い直す。最初は、それほど登りも無さそうと舐めていました。
登山路は、急登。岩場を登るので、下山時も大変そう。
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30分ほど格闘して、比叡山を望める場所へ。
比叡山の石柱が立派。
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最初にあんなに高く見えた矢筈岳が下に見えます。
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ここからはなだらかな登山路に変身。ありがたい。
花を探す余裕も出来て、ピンクがかったギンリョウソウを発見して嬉しかった。
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展望所から見えた比叡山は、さぞかし高度感のある山と思っていたら、比較的おとなしい山頂でした。
山頂の岩で食事している人に眺めは良いですか?と聞いたが、それほどでもないらしい。
確かに近くに行ってみたが、それほどではありませんでした。
大崩山~鹿納山周回+比叡山(延岡市北方町)_d0182075_04440304.jpg
では、時間もあるので、カランコロン岩を経由して、ひえの山へ向かいましょう。
現在はⅡ峰が山頂になっているけど、この山全体の最高点はひえの山(918m)です。
ぜひ、登っておきたいところです。
直ぐに着くと思っていたが、意外にしっかりと時間がかかってカランコロン岩。
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狭い岩の間を梯子を登って行くと展望のある岩の上に。
もう一段高い岩があるのですが、ロープを見ると・・・
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こんな感じでかなり擦り切れています。
風来坊の体重を支えるのは厳しいと即決して、止めました。
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岩から山頂までは、20分ほど。
途中の岩屋をくぐり、
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山頂近くでは、満開のヒカゲツツジが木陰にたくさん咲いています。
疲れも吹き飛ぶヒカゲツツジの歓迎に感謝です。
山頂の標識は、展望所の比叡山の石柱と比べると格差あり過ぎ。ボロボロです。
こちらを山頂にしてあげたくなりますね(笑)
大崩山~鹿納山周回+比叡山(延岡市北方町)_d0182075_04454327.jpg
比叡の山とかいうのかなと思ってきたら、稗の山なんですね。意外でした。
これで今日の登りはほぼ終了。コカゲのヒカゲです。
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山頂の北側は展望が開けていて、気持ちいい場所。
右にあるのが釣鐘山や日隠山でしょうねと思いながら楽しみました。(ので、間違いでも指摘しないで下さい)
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帰りには、余裕も出て、ミツバツツジを写したり
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森の緑を楽しみました。
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しかし、最後の下りの頃には足もヘロヘロ。
あとで気付いたのですが、昨日の歩数より今日の歩数が2割程度多かったのです。ヘロヘロのはずでした。
ここで道を間違えて、少し登り返してしまい、スマホで確認して無駄を最小限に抑えることが出来ました。
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登り始めて3時間ちょっとの15時34分に下山。
下山して、車に乗ったらライトが付いたまま(驚)狭い道を走った際にライトを付けていて消し忘れたのです。しばらく外に立ったりしてからエンジンを消したので、消し忘れに気付きませんでしたが、エンジンがかかってホッとしました。
この後、昨日教えていただいた焼酎を買って、高千穂温泉で汗を流して、道の駅に泊まりました。
そのまま帰っても、レンタカー屋や閉まっていますし、何より疲れました。
休息を与えましょう。疲れた体にビールがうまい!
3日半で登る予定でしたが、3日で歩けました。大満足。
この日で4月も終わり。4月は11日も山歩きを楽しみました。間違いなく過去最多。
明日は赤川浦岳に寄ってから、ゆっくりと帰ることに決めました・・・zzz。

大崩山~鹿納山のYAMAPはこちら
比叡山のYAMAPはこちら

# by furaibow581203 | 2017-05-03 00:03 | 九州の山歩き(背振除く) | Comments(8)
4月29日(土)晴れ時々曇り
今回の宮崎の山歩きのメインが、今日のだき山から鉾岳の周回。
数年前にそよかぜさんや山馬鹿さんが登っている記事を読んではいたが、九州百名山を登る気になってから、鬼の目山・鉾岳と一緒に登ろうと決めた周回コースです。
一週間前には信ちゃんやhigeさんも歩かれている。
10時間ほどはかかるようなので、早めに出発しようと高千穂の道の駅をまだ暗いうちに出発。
鹿川までの道を暗い中走ると、運転が辛くて、何となく気が重たくなる・・・。
まだ暗い中、キャンプ場手前の今村の駐車場へ到着。
ここから出発すれば良いことに気付き、ここの1台だけ空いていたスペースに駐車。
風来坊が着いた頃から皆さん準備や出発し始める。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00155184.jpg
十分明るくなり始めた5時48分に出発。
先ずは、旧上鹿川小学校跡にある登山口を目指す。
歩いて景色を見るが、だき山方面より、反対にそびえる鋭鋒の山が気になる。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00180214.jpg
釣鐘山と言うらしい。険しそうな山です。
10分ほど歩いたら小学校跡地より少し手前に登山口の標識があった。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00191783.jpg
倒れている木にはだき山入口と彫ってありました。
舗装路を歩くが、二ヶ所ある分岐には案内があるので迷いません。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00203605.jpg
舗装路が途切れてしばらく歩くと取付きがあり、ここから登る。
今日は長丁場なのでゆっくりと登ります。汗をかかない程度に。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00221750.jpg
振り返ると上の写真の様子。こんな場所によくぞ植林したと思いますね。
植林地を過ぎると自然林へ。雰囲気が良くなる。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00231610.jpg
険しそうな道が連続。でも、危険と言うほどではありません。
しっかりと足場を確保して登ります。
何となく皆さんの写真で見た景色が続きます。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00241863.jpg
この高さになってきたらヒカゲツツジやミツバツツジがチラホラと。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00251961.jpg
近くで咲いていないのでズームで。近くまでなかなか行けそうに無く。
登るだけでなく、横に歩くのも大変。(下の写真)
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00271484.jpg
足場が狭く、土も根にようやく付いているだけと言った感じなので慎重に歩く。
横に歩いたら、またまた急登を登ります。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_00284856.jpg
1000mから1300m付近は距離は無いのに時間がかかりました。
でも、森の雰囲気が良くも花もチラホラとあり、退屈しないのです。
二連のハシゴも登場。助かりますね。
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この手前くらいからアケボノツツジがありますが、花付きがそれほどでもありません。
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昨日、赤川浦岳で十分見ましたので、気にせず、登りましょう。
白いムシカリ、今日は白い花を見ていなかったので新鮮。
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アケボノ、アップで再び。
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かなり登ったところに分岐があった。隣の竹の畑山へ行くコースもあるんだとびっくり。
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ここから少し登ると縦走路になる。
山頂が近いかと期待する。
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でも、ここからが意外に遠い。
いくつかあるピークを越えてようやく見えたのが鋭いピーク。
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これが西峰と思ったら、尖がりの先にありました。
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気にぶら下がっている標識に書いてあるので多分、そうだと・・・。
ここから見えるのがだき山でしょうかねぇ・・・。
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だき山へ向かいましょう。
西峰からもいくつかマウンドを越えてようやくだき山(1420m)へ。
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ここまで3時間。ほぼコースタイム通り。でもまだ先は長いので休まず、先へ。
だき山から国見山はなだらかな縦走路を歩きます。
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でも、うっかりすると支尾根に向かってしまいます。
風来坊が間違えたところでは、後から来たご夫婦も間違えたと言っていました。
鬼の目山が見える方向にいくつかピークがありますので、それを目指して歩くと良いです。
(踏み跡はピークを踏んでいるようです。ご参考までに。)
気持ち良い縦走路。もう少し先の新緑の頃や秋も良さそうです。
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樹木に飽きた頃にアケボノツツジがあらわれて、写真タイム。
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この日は風が強くて、冷たい。治まるのを待って撮影するので大変。
鬼の目山が先に見えます。
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だき山から1時間ちょっとで国見山への分岐です。
右に一旦下って登るようです。
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今日の二座目。国見山(1392m)です。
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曇っているのがお分かりでしょうか?おまけに霞んでいます。
分岐まで戻って鬼の目山へ。
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ここからの道は踏み跡がありません。
土とコケなのですが、土の部分は霜で盛り上がり、踏み跡が残っていません。
倒木も多く、避けて歩きます。
こちらでも少し道迷いしてしまいましたが、スマホのGPSに助けられました。
山頂近くで3人組に遭遇。どうやらこの山域の自然杉の調査をしているらしい。
「鬼の目杉は見ましたか?」と聞かれて、見てないと答えると色々と教えてくれました。
何でもこの一帯は自然杉が良くて、昭和30年代にきれいな形をした杉は伐採されたとのこと。
残っている杉は木材に使いにくいかたちだったからだろうと仰っていました。
こんなところで伐採しても運ぶのが大変でしょうと聞くとヘリで運搬していたらしい。
ヘリを使ってもペイするくらいの高級杉だったのでしょうね。
鬼の目山、今回百名山だから登る・・・としか考えてきませんでしたが、良い勉強になりました。
国見山の左斜面に大きいのがあったので昨日確認してきたと教えていただきました。
鬼の目山から双眼鏡で確認して探すらしいです。色々な方がいらっしゃいます。
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そんな話をしながら途中で休みましたが、足取りが重く、ようやく鬼の目山(1491m)へ。
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11時半近くになっていたので、ここで食事をとる。
途中、風をしのげる場所が無く、結局、ここまで来てしまいました。
福岡から来た方と一緒になり、食事をするがこのころみぞれ交じりの雨がパラパラと。
幸い少しだけだったので良かったです。
三角点はバイケイソウに隠れていました。20分ほどで食事を終えて下ります。
急な坂を下ります。こちらも登り下りとも大変そうな坂でした。
沢まで下ると傾斜は緩やかに。
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沢は適当に歩けそうなところを探して、鬼の目山登山口まで降りてくる。
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ここから平坦な道を少し進むと鉾岳への分岐。
福岡の方は先に鉾岳に登ったらしいので、ここでお別れ。
分岐から直ぐ下ったところが渡渉地点。
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ここから雄岳、雌岳へと登るのです。先に雄岳(1277m)へ。
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休んでいた方とお話ししたら、釣鐘山に登るつもりで来たが、道路に一部段差が大きく、車が行けなかったので、こちらに変更したとのこと。
ここから雌岳がきれいに見える。
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上から見ると、あの岩に登るの?恐ろしそう・・・。思わず腰が引ける。
でも、仕方ない。行くかと一旦渡渉地点へ。
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下から見たら、平坦なところがほとんど無いよ・・・と嘆くが、行くしかあるまい。
岩場の下に来ると最初のハシゴがあります。ここにザックをデポして風対策(笑)
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岩場への最後のハシゴも嫌な感じ。ようやくの雌岳です。
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クライマーのお姉さんは平気そうに立っていますが、風来坊はぺっぴり腰。
なかなか最初は立てません。ようやく周りを見る余裕が少しだけでて、雄岳をパチリ。
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でも、長居は無用とばかり、直ぐに下山。
最初のハシゴに降りたらホッとしました。
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今日は鉾岳の高さあたりのアケボノツツジが見頃だったようです。
雌岳へは水量が多いと渡るのも大変と聞きました。
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水にさらわれたらこのまま滑って行くのかと思うと怖いです。
慎重に歩いて、ここを脱出。
あとが下るだけですが、途中の岩場の水もきれいでした。
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下る途中から見上げた雌岳。凄いですよねぇ・・・。
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急坂を下って、ようやく舗装路に着いたらホッとしました。
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舗装路をしばらく下るとキャンプ場。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_01191190.jpg
駐車料金は200円なのですが、車中泊の料金を聞いたら、テント泊と同じで1000円ちょっといただきますと言われたので、ここで宿泊するのを止めました。
今村は狭いですが、無料ですもんね(笑)
ここから今村の駐車場までは約2km。
振り返ると鉾岳の岩峰がそそり立っています。凄い山です。
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_01222018.jpg
鬼の目山で会った3人組の軽トラに追い越され、
だき山~鬼の目山~鉾岳周回(延岡市北方町)_d0182075_01213835.jpg
そして、歩き始めて9時間後の14時48分、今村駐車場へ到着。
予定より早く歩けて良かったです。
駐車場では3人組が帰りの準備をしていて、ここでもお話し。
土産に良い焼酎があると教えていただきました。地元情報は貴重です。
今日は寒かったので、それほど汗をかきませんでしたが、タオルで身体を拭きビールで乾杯。
今回のメイン、無事に歩けて満足でした。

今日の行程
 今村5時48分→だき山西峰8時39分→だき山8時52分→国見山10時10分→
 鬼の目山11時24分~44分→雄鉾岳12時35分→雌鉾岳13時2分→今村14時48分

YAMAPはこちら

# by furaibow581203 | 2017-05-02 04:03 | 九州の山歩き(背振除く) | Comments(6)
4月28日(金)晴れ
先週の屋久島に続き、遠征第2弾は宮崎の高千穂・日之影・北方周辺の山を歩く。
九州百名山の宮崎の山で残っている7座を一気に登ろうと欲深い計画を立てた。
28日に二つ岳・諸塚山、29日に鬼の目山・鉾岳、30日に鹿納山・大崩山、1日に比叡山。
天気が悪ければ短縮バージョンも考えていたが、幸いにも晴れが続きそう。
予定通り、決行することにした。

27日仕事から帰って、レンタカーを借り、阿蘇の道の駅まで走る。ここで宿泊。
翌日、早朝出発して、二つ岳の前に赤川浦岳へ行くことにした。
時間的に余裕がありそうだったのと、白のアケボノツツジを見てみたいと・・・。
車を走らせ、駐車場へ。さすがに誰も居ません(笑)
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15145815.jpg
何せ平日の6時前ですもんね・・・。
でも、今日は移動を含めて3座ですので、前倒しで歩きましょう!
歩き始めると直ぐにアケボノツツジがお出迎え。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15165694.jpg
日差しが無いので映えません。早く来た罰が・・・(悲)
少し先に進むと日差しが当たります。日差しが当たるときれいなのです。
風来坊の写真の腕をカバーしてくれる太陽に感謝します。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15175163.jpg
軽くアップダウンを繰り返し、尾根を進みます。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15195494.jpg
思っていたよりアケボノツツジが多いのにびっくり。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15203521.jpg
そして岩場を廻りこみ、脇道に入って行くとありました!
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15212928.jpg
もう少し先が見頃のようですが、取りあえず見れました。
そして、今日の1座目。赤川浦岳山頂へ。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15231222.jpg
山頂は地味です(笑)
帰りには日差しをたっぷりと浴びたアケボノが再び待っていました。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15240638.jpg
透かしても良いですね。
そして祖母山をバックにアケボノツツジとミツバツツジのコラボ。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15250557.jpg
アケボノツツジを堪能出来ました。
帰りに縦走路脇に咲く白のアケボノツツジをアップで。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15265424.jpg
白のアケボノツツジは少し早かったので、帰りの5月1日にも寄ってみました。
下の2枚が1日の写真です。根子岳を背景に入れて写しました。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15262073.jpg
白が増えています。でも、ピンクが少なくて・・・。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15273598.jpg
次は二つ岳です。
四季見高原を通り過ぎ、二つ岳に向かいます。
駐車場までの道が少し悪路ですが、レンタカーですので気にせずに(笑)
それでも、慎重に車を走らせます。
駐車場に着いたら、既に先客が。ここはヒカゲツツジの名所らしい。
平日にもかかわらず、車が意外に多かったです。
佐世保ナンバーのクラウンで来ているご夫婦とほぼ同じにスタート。
少し歩くと新緑がきれいな林を登る。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15322559.jpg
割と急登をジグザグに登ります。
登って林道が近づくと車の音。上まで車で来ているのかなと思ったらトラックでした。
今日が平日なのを改めて感じた一幕。
林道に出合い、右に歩いて行くと登山口まで200mの看板が。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15341670.jpg
先に進むと登山口が見えますねぇ・・・。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_15363707.jpg
林道からは展望が良い。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16133824.jpg
良い景色です。
登り口から登って行くとヒカゲツツジがたくさんありますが、まだ蕾のようです。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16140608.jpg
でも、斜面に咲いているのが、ありました。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16151344.jpg
登りつめると右に脇道が。そちらに進むと二つ岳山頂。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16162861.jpg
引き返して、一旦鞍部に下って、登ると二つ岳南峰。今はこちらが本峰のよう。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16173060.jpg
山頂にはアケボノツツジがありますが、まだ少ししか開いていません。
鞍部では、熊本からきた方と再びお話し。
あと5日くらい先が見頃とか、脊梁や屋久島のお話など聞かせていただき、
話の腰を折るのが難しかったです(笑)
結局、行きも帰りもこの方に捉まって・・・。でも、面白い方でした。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16191301.jpg
アケボノツツジをアップで写して下山します。行儀よくみんな同じ方向を向いていました。
林道からの登山口のミツバツツジです。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16200294.jpg
帰りに写した緑がきれいでした。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16204318.jpg
3座目は諸塚山。
登山口には車が多い。ここから登ります。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16223370.jpg
登り始めるとアケボノツツジがあり、カメラマンが三脚を立てて写しています。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16232546.jpg
このアケボノが目当てのよう。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16240020.jpg
先にもカメラマン。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16242526.jpg
簡単に来れるので多いのでしょうね。平日ですが、それなりに多いです。
休みの日は大変かも。
諸塚山の縦走路にはブナの大木が多い。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16250046.jpg
そして、山頂に到着。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16260390.jpg
下山して、高千穂温泉で汗を流して道の駅へ。
明日からの山に備えて、スーパーで買い物して、牛肉(切れ端)をいただきました。
赤川浦岳・二つ岳・諸塚山(宮崎県)_d0182075_16273311.jpg
初日は良いスタートを切れました。

赤川浦岳のYAMAPはこちら
二つ岳のYAMAPはこちら
諸塚山は地図を上手く取り込めず、ありません。

# by furaibow581203 | 2017-05-01 16:28 | 九州の山歩き(背振除く) | Comments(10)
4月24日(月)雨のち晴れ
今日は愛子岳を登って、福岡に帰る。
5時間程度で往復できると思っていましたので、明るくなった5時半頃にに出発しようと登山口に行きましたが、駐車場を通り過ぎてしまい、下の写真の舗装路に進んだところで間違いに気付き、バックするが、後続車が来たので見たら、いーさん。一緒にバックして、この案内板の手前にあるスペースに駐車。
降りてから良く見ると駐車場と書いてありました。少し暗かったので見えませんでした。
早く行くのも考えものですね。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_19500198.jpg
準備して5時40分、スタート。
先を行くいーさん、昨日に増して快調に歩いて行きます。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_19541587.jpg
朝日を浴びてパワーをもらっているかのよう・・・。全然追いつけませんでした。
ところが、いーさんの足を止めたのは雨。
いつの間にかパラパラと音。さっきまでは朝日も出ていたのに・・・。
最初はザックカバーだけにしていたが、本格的に降りそうな感じがしたのでレインウェアを羽織る。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_19572071.jpg
このウェアで熱が体にこもっておかしくなったのか、ガクンとスピードが落ちた。
それでも、屋久島最後の山と思ってか、気力で登るいーさんです。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_19585020.jpg
モッチョム岳と同様に標高100m毎に標識があるので、あとどれくらいかはすぐ分かります。
1100m少し手前からロープ場が連続します。ここに8時過ぎに到着。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20024796.jpg
ここからはストックは邪魔になると判断し、ついでにザックも置いて山頂を目指すことに。
ここのロープ場で、屋久島固有種のオオゴカヨウオウレンを見つけました。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20080150.jpg
1000m以上のコケのあるところに咲くらしいのですが、花期が3月くらいまでと記憶していましたので無理と思っていました。昨日、平石を下ったところでも見た花です。下は花が終わったあとのよう。
花を楽しむのも良いのですが、あと少しです。登りましょう。
次々とロープ場が。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20251185.jpg
今日はガスっていましたが、晴れていたら高度感たっぷりな場所でしょう。
風来坊には幸いだったかも。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20261429.jpg
晴れていたら足がすくんだかも知れません。神様が雨・ガスを呼んだと思っています。
山頂近くも足場が悪いので、慎重に足を進めて、愛子岳山頂へ
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20281121.jpg
ここにも祠があり、お礼と最後の下りの無事を祈りました。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20291981.jpg
スマホでも写真を・・・と思ったらスマホが無い!どこに落としたのだろうか・・・?
気になって、ザックを置いた場所まで登って来た道を確認しながら引き返すが無い。
ザックまで引き返したところで、ザックの背中のポケットに入れていたのを思い出しました。
耄碌じじいですね。ですから、YAMAPの軌跡は山頂まで到達していません。
でも、無事で良かった・・・。いーさんが降りてくるのを待って、下山。
下って行くとガスも晴れて、しまいには陽も差してきました。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20332333.jpg
降りて行く時に登って行く人とすれ違いましたが、あの人たちは展望のある山頂を踏んだのでしょうね。
ちょっぴり羨ましい。
でも、最後にサクラツツジが待っていてくれました。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20344478.jpg
かなり高い木で見上げるように写しますが、とてもきれい。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20352415.jpg
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20355415.jpg
高いところが苦手な風来坊には良いプレゼントでした。
満足して10時40分過ぎに駐車場へ。ほぼ予定通り。
もう少し早かったら、平内海中温泉にでも行こうかと思っていたが、この時間からならギリギリ。
(この日の干潮は11時30分で大丈夫とリサーチ済みでした(笑))
無理せず、近くの楠川温泉へ。冷泉をボイラーで炊いた超渋い、多分、地元の方用の温泉でした。
温泉の駐車場で荷物を片付けて、車を返却。空港へ着いたのは出発の30分前。
無理しなくて良かったです。
屋久島の最後は雨の愛子岳_d0182075_20415547.jpg
帰りに見えた種子島や九州本土はほとんど雲が無い状態。快晴と言えるでしょう。
でも、屋久島の少なくとも愛子岳付近は午前中雨になり、10時前から雨が上がりました。
屋久島の雨の多さを体験できましたが、けがや病気をすることなく歩き通せて満足です。
好きなように遊ばせてくれた家族に感謝ですね。

YAMAPはこちら


# by furaibow581203 | 2017-04-26 00:45 | 九州の山歩き(背振除く) | Comments(10)
4月23日(日)晴れのち曇り
夜、目が覚めると空には満天の星。今日は良いぞ!と2時前後から準備をゆっくりと始める。
いーさんもすでに起きて、いつでも出発出来そうな様子ですが、4時ごろにしましょうとお話して食事やその他の準備をする。
忘れ物が無いように注意しながら、準備を終えると3時半。
当初の予定より少し早いが、車をバス停のある屋久杉自然館に停めて、3時50分にいーさんの車で出発した。
途中、急いでいるような地元ナンバーの車を先にやり、淀川登山口に着いたら、駐車場は満車状態。
先ほどの車はこのことを知っていたのだろうかといーさんと話しましたが、協力金を受付している方に指示されて無事に駐車出来てホッとする。
淀川登山口手前の道路も駐車スペースもそれほどなく、注意が必要ですね。
4時50分に登山口を出発。まだ暗い登山口です。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04351279.jpg
40分弱で淀川小屋を通過。10名ほど泊まっていたようでした。
少し明るくなってきだしたので、ランプが無くても歩けるようになる。
まだまだ先は長いので気を付けながらもさっさと歩きましょう。
いーさんから「私にかまわず、先に行ってください」と言われていたが、私にしっかりとついてきています。
陽が差してくるとあたりの景色がきれいに見えます。空も青い。
今日このルートを歩けて最高!と気分も高揚。
かまぼこを切ったような岩がある高盤岳が見えました。
写真では見ていましたが、実際に見るとやっぱり面白い形。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04352859.jpg
登山路には、アセビの花が満開できれいです。
普段、メインで撮らないアセビですが、今日はメインで・・・。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04353827.jpg
途中にあった展望所からの景色。ここからの景色も良かったです。
高盤岳展望所の次にある展望所は寄った方が良いと思います。(個人の感想です)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04354960.jpg
そして、小花之江河。さすがにこの時期、花は全くない。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04360978.jpg
先に進むと花之江河。
先ほどより少し広いが大と名付けるほどの差は無いので妥当な名前です。(これも個人の感想です)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04362222.jpg
ここで薄氷発見。歩いていて寒いなと思っていましたが納得しました。
厚手の手袋を車に置いたままだなと思いましたが、後の祭り。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04363350.jpg
黒味岳分岐に到着。愛知から来た女性がザックをデポして空荷で歩こうとしていたが、風来坊はまだこの頃は元気でしたので、そのまま歩きます。
途中から見えたモッチョム岳? あんなところに良く登ったものだと思いますね。
(お詫び:どうやら七五岳(登山可能)のようです。失礼しました。)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04365142.jpg
黒味岳は、手前見えたピークではなく、奥のピークが山頂でした。
山頂の岩を回り込み、岩の上に立つと・・・。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04370604.jpg
宮之浦岳と永田岳を展望できる絶好のスポットでした。
一緒に着いた女性もこの景色には感動したようで、みんなで写真の撮りあいっこ(笑)
今回の屋久島の6座で一番興味が無かった黒味岳でしたが、一番気に入った場所になりました。
ここは絶対寄るべしです(あくまでも個人の感想です)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04371892.jpg
分岐に戻って先へ進みます。投石平を過ぎると黒味岳を見上げるように。
山頂の岩に人が居るのが見えますので、間違いないです。
そして、宮之浦岳、永田岳へ向かいます。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04372697.jpg
逆光で見えにくいですが、直ぐ近くにヤクジカ。こちらを見ていますが、全然逃げません。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04374297.jpg
宮之浦岳が近くなったと思ったのですが、これは栗生岳でした。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04375662.jpg
でも、栗生岳の山頂横を通りぬけて行きますので、頑張りましょう。
奇岩があちこちに見えるようになり、楽しみながら頑張る風来坊。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04380769.jpg
でも、この頃から急にガスが出て、宮之浦岳も白く変身。
栗生岳直下の祠にお祈り。
風来坊は今日の無事を祈りましたが、いーさんはこの時祈ったからあとでガスが取れたと言っていました。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04382180.jpg
そのお陰かどうかは不明ですが、山頂近くになると再びガスが取れて、
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04384009.jpg
山頂手前で振り返ると屋久島の山々が見えます。
でも、黒味岳の時ほどクリアではないのです。黒味岳の時に見ていて良かったと思いました。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04390854.jpg
9時半に宮之浦岳に到着。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04392536.jpg
岩で飾られた永田岳が目の前に。
いーさん、この山容を見て覚悟を決めたと思います。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04394536.jpg
焼野三叉路に今度はザックをデポして、永田岳へ。
体力の消耗を最小限に抑えるよう工夫しだしました(笑)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04400201.jpg
一旦、鞍部に下り、ここからの登り返しを。
宮之浦岳が遠くに。ガスがかかってさらに遠く感じます。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04402210.jpg
宮之浦岳から1時間ちょっとで九州で二番目の永田岳。
ガスが少しずつ増えています。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04404063.jpg
でも、まだここから見える宮之浦岳に対して永田岳は低いと感じさせない。
堂々としたナンバー2ですね。いーさんも大満足していただきました。
宮之浦岳まで来たら、ぜひ寄りたい山ですよね。(勝手な思い込みです。あくまでも自己責任で)
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04405948.jpg
永田岳を降りて、焼野三叉路までの登りを終えると今日の登りはほぼ終了。
あとは下るだけ。でも距離が長い。
三叉路で昼食をとり、5km以上先の縄文杉へ。
下りだし、直ぐに着くかと思いましたが、平石、第二展望台を過ぎても新高塚小屋が遠かった。
焼野三叉路から1時間20分でようやく新高塚小屋を通過。この時13時過ぎ。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04411342.jpg
ここから40分で高塚小屋、45分ちょっとで縄文杉へ。
13時50分、あこがれの縄文杉にようやくご対面!
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04413449.jpg
しばし見とれる・・・。写真より身体で感じていたい縄文杉。
縄文杉は、これまで見た杉より、見る場所が離れているので、分かりにくいですが、
離れていても大きさはすごいと感じます。圧倒的な大きさにただ感動・・・。
これを見るためにだけ来るのも良く分るような気がしました。
看板に「日帰りの方は13時までにはお帰り下さい」と書いてある。外国の二人連れ以外誰も居ない。
ですから、荒川まで間に合うように少し急いで歩きましょう。
でも、夫婦杉や大王杉(下の写真)の前に来ると立ち止まってしまう。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04415279.jpg
縄文杉からは木道が整備されているので、縄文杉から2kmほどのウィルソン株までは早く行けると
思っていたら、40分ちょっとかかって少し焦る。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04420720.jpg
定番のウィルソン株から見上げたハート形は写そうと思いましたが、
あせってなかなかポジションが探せず、タヌキ(キツネか?)の顔形になりました(笑)
今度から、これが流行らないかなと期待しますが、やっぱりハート形でしょうね・・・。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04422357.jpg
少し下って、トロッコ道に出合って、一安心。
黒味岳で会った女性に縄文杉往復の時間を聞いた時には、「コースタイムくらいはかかりました」
と言っていたので、歩きやすいうちに早く歩こうと速度を速めます。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04424096.jpg
単調な線路だけですが、こんな折り返しなどあり、面白い。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04425584.jpg
仁王杉(下)や三代杉など楽しみながら
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04430626.jpg
歩いていたら、15時50分に楠川別れを通過。
ここの案内版に荒川登山口まで70分とあったので、この時に17時に間に合うと確信。
そこで余裕の出たいーさん、ポーズを決めてくれました。
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04432141.jpg
さらに花も探し始めて、サクラツツジを写したり、珍しい花が無いかとのんびりしていたら
屋久島縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳+縄文杉)_d0182075_04433663.jpg
まだ着かないので、YAMAPの地図で現在地を確認すると17時が危うい。
ペースを再び上げて、何とかギリギリ間に合うと思ったら、トロッコ道の最後を真っ直ぐ進んでしまい、
50mのロス。あわてて引き返し、バス会社の社員さんに手を振り猛アピール。
16時59分過ぎに乗車。ですから、荒川登山口の写真はありません。
17時の次は30分後ですので、30分の時間が貴重と思ったこと。
また、いーさんもご一緒したので、いーさんの車を取りに、淀川登山口まで往復しなければいけないこと。
そうすれば暗くなるので嫌だな(風来坊は暗いところでの運転が苦手になりました)と思って、急ぎました。
いーさん、急がせてすみませんでした。
でも、12時間も歩ける体力があると確認出来ましたので、今後の計画の参考に・・・しないでしょうねぇ・・・。

17時半過ぎに自然館に到着。靴を履きかえたり準備して、引き返し、山を再び下りたら、暗くなりました。
この時間帯には夕立。今日も雨が降りました。月に35日雨が降るというのは大袈裟では無いですね。
尾之間温泉まで走って、汗を流して、空港近くまで折り返し、ビールを買い、再び折り返して宿泊地へ。
もうすでに20時半過ぎ。ビールを飲み、おつまみをいただいて21時半には爆睡。
この頃には空には星が出ていました・・・zzz 明日は最終日。残るは愛子岳のみ。

今日の行程
 淀川登山口4時51分→淀川小屋5時28分→小花之江河6時40分→花之江河6時49分→黒味分岐7時3分
 →黒味岳7時28分~39分→黒味分岐7時57分→宮之浦岳9時31分~40分→永田岳10時43分~51分→
 焼野三叉路11時28分~43分→平石岩屋12時5分→新高塚小屋13時4分→高塚小屋13時45分→
 縄文杉13時50分~14時→ウィルソン株14時44分→楠川別れ15時50分→荒川登山口17時

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# by furaibow581203 | 2017-04-25 19:26 | 九州の山歩き(背振除く) | Comments(6)

by 風来坊