日本海から白馬岳へ②~朝日小屋まで~
昨日栂海小屋まで来れたので、楽な二日目になりました。
昨日しっかりと寝れて、気力・体力とも十分。
でも、何があるか分かりませんので、早めに出発することにした。(早く起きてすることが無かったから)
名物のトイレ(左の方)は暗いうちに利用しましたので、よく分りませんでしたが、すごい場所にあるらしい。
(本日泊まった朝日小屋で新潟のグループの方から話を聞きました)
写真はありません。興味がある方は現地確認して下さいませ。
夜中は星がきれいでしたが、4時くらいになると空が白み始め月やいくつかの星くらいしか見えなくなる。
1人2,000円~と書いてありました。
深夜過ぎから小屋の屋根からもポタポタと落ちて、バケツに少しずつ溜まっていました。
小屋の裏から縦走路に入るとミツバオウレンやゴゼンタチバナなどの花が迎えてくれる。
昨日と違って、今日は花を楽しめそうな予感・・・。
登って行くと犬ヶ岳山頂の少し手前に、栂海新道開拓にもっとも貢献した小野健さんの碑がありました。
近くの犬ヶ岳山頂に遠慮するかのようにひっそりと。
犬ヶ岳(1593m)
犬ヶ岳を過ぎて10分ほど歩いていたら、朝日が見えました。
ですから、花の写真を。朝露に濡れてきれいなミヤマホツツジ。
この辺りで下ってくる若者に遭遇。「早いね」と声をかけたら、「昨日ビヴァークしたので」と。
元気そうでしたが、無理はいけません。栂海小屋まで行くつもりが行けなかったのでしょうかねぇ。
シナノオトギリも朝露をまとっています。
花に気を取られて、北又の水場に気付かないままでした(反省)
振り返ってみましょう。犬ヶ岳は奥の平らな山。
水滴がついて違う花のようでもあります。
尾根道がやや平らな部分が増えてきました。すると雪があちこちに残っています。
普通の人はこれくらいに起きる人もいる時間です。山の時間は普通の人と違いますね。
右下の花には今にもハチが蜜を取りに来るところでした。
池塘があちこちに。ワタスゲもありましたが、写真では分かりませんね。
ヒオウギアヤメやニッコウキスゲの花が咲いてきれい。
ついでに顔も洗ったら、めっちゃ冷たかったです。でも、最高に気持ちいい!
オオバキスミレに
会社の始業時刻までまだあと1時間近くもある(笑)今日は平日ですからね。
キヌガサソウが主役の時期だったと思いますね。折角ですのでその主役はアップでも。
何とか朝日岳に着くまでは晴れて欲しいのですが。
頭が重たそうでしたが、この花しかなくお許しを。
でも、そのお陰で気付きにくい小さな花が見れたと満足。
アヤメ平に着いたのが出発から4時間。ここで小休止。
今年は山に雪が多かったそうなので、少し遅れているのでしょう。
それはそれで楽しみます。ヨツバシオガマも咲き始めたばかりのよう。
アイゼンを装着して直登。
平尾台で見たムラサキよりかわいらしい花でした。背も低い。
風来坊の指と比べると小ささが良く分りますね。たぶん、ユキワリソウでは?
アオノツガザクラも写しましょうね。
朝日小屋で新潟のグループに聞いた話では、栂海と照葉は小野さんの娘の名前らしい。
低木の間からハクサンシャクナゲが顔を出しています。
朝日岳の山頂にはガスがかかっているようです。間に合わなかったか・・・。
ここからは山頂目指しての最後の登りになります。
でも、時間に余裕がありますので、ゆっくりと花を楽しみながら頑張りましょう。
これから山頂付近を白く染めてくれることでしょう。
蓮華温泉からきて、吹上げのコルで先行していた登山客は女性でした。
少しお話して、家庭菜園のミニトマトをいただいた。美味しかったです。
ハクサンフウロは虫に喰われていますが、これがピントが合っていたので(恥)
鞍部に降りるとノウゴウイチゴ。
小屋の前にはテント場。奥の建物はテント場用のトイレ。
奥が朝日岳。丸い鈍頂です。ガスが晴れた瞬間を撮影しました。
今回、栂海小屋から来るとメールで予約したら、親切・丁寧に注意などを書いて返信して下さいました。
また、今日栂海小屋に下る前日の宿泊者にも上がってくる人がいるからと気にかけて下さいました。
(すれ違った時にお話しして分かりました)
多くの登山客の予約内容に応じて的確なアドバイスをされていると思われます。
100名の収容数がある小屋で、なかなか出来ることではありません。
これだけ登山者のことを気にかけて下さいますので、予定を変更した場合は直ぐに連絡して下さい。
赤ワインで46名の宿泊者全員、清水さんの音頭で乾杯!
明日、栂海小屋に下る方々には、水場の状況を良く聞かれました。
栂海新道を登る際には、あちこちある水場を確認しておくと下る人(圧倒的に多い)に良いアドバイスが出来るし、助かる人も多いのではないかと思います。
風来坊は、白鳥の水場はパス。北又の水場は気付かずに通り過ぎ、役に立ちませんでした。
これを見て栂海新道を登る方は、風来坊のようなミスをせずに、良いアドバイザーになって下さいませ。
夕食後、明日の朝食・昼食の押しずしを購入して、就寝。
明日は白馬岳に行って、猿倉まで一気に下山します。早立ちする予定・・・。
今日の行程
栂海小屋4時32分→犬ヶ岳4時42分→さわがに山5時52分→黒岩山7時9分→黒岩平7時9分→
アヤメ平9時32分~51分→照葉の池11時11分→吹上のコル11時29分→朝日岳12時9分~33分
→朝日小屋13時9分
YAMAPはこちら→
矢張り二日目は、花々の山歩き
素晴らしい登山道ですね。
何より人が少ない!
八時間超の山歩きなのに、凄くかるーくこなされて、流石、花のパワーは凄いなぁと
改めてすごい脚力に脱帽です。もう怖いものなし~ですね。
吹上のコルからは通った道ですので懐かしく、たくさんのお花にもまた懐かしく見入っていました(^^♪
朝日小屋はご飯も美味しく、私どもの時は昆布〆のお魚がとっても美味しかったです。
食事の時にコースの状況などもしっかりと案内されていました。
また泊まりたい小屋ですね。
水平道が通行禁止なら、また朝日岳に登り返して歩かれたのですね。
私どもは水平道を通って朝日小屋でしたが、ちっとも水平道ではなかったですよ。
雪倉もまたお花が多いんですよね。またまた楽しみです。
二日目のメインルート、吹上のコルまでに出会った登山客は2名だけでした。
ポンちゃん好みのコースです。
二日目は上り下りもそれほどでは無く、花を楽しめるコースです。
今回はお花畑にはなっていませんでしたが、花は多いと思われるコースですので、いつかチャレンジして下さいませ。
白馬岳に行くと人が凄いですが、蓮華温泉に行くとそれほどではないと思われます。
栂海新道、今回調べていたら、1日で親不知から朝日小屋まで行く人もいてびっくりしました。寝太郎さんにも挑戦して欲しいのですが、まあ、そんなに急がずに楽しみたいコースです。
栂海小屋の雰囲気も泊って味わって欲しいです。
花、キスミレだけでも本当は何種類もあったようですが、それを判断する能力も無く・・・。
ここは植物図鑑を手に歩かねばなりません(笑)
色々とご心配いただき、ありがとうございます(感謝)
意外に写っていましたね・・・。
昆布〆、私の時にもありました。(真ん中の四角い白い皿)
山小屋としてはそれほど大きくは無いものの、その分、全員に気配りが行き届いていると思いました。
予約メールを読んで、色々と細かいアドバイスをくれたのですが、それだけでも大変と思います。ご主人が予約客とやり取りしているのを受け付けの際に聞いていましたが、人によってはうるさいと感じるでしょう。でも、本当に登山客のことを案じてくれる方でした。
水平道、合流するところが分かりませんでした。
朝日岳に登り返すのが分かりやすいかも知れませんね。
こんなにたくさんのお花達!
しかも私には珍しい花ばかり。綺麗ねー。
その花の側をせっせと風来坊さんが歩いていらっしゃるのに、風来坊さんの姿なぞちっとも思い浮かばず、花だ、花だ!と目が騒ぎました。(*^o^*)
あー、楽しい。も一度見ようっと。(*^o^*)
二日目でようやく人並みになりました(笑)
黒岩平からアヤメ平間は今回の目玉でしたが、少し早かったようです。
でも、人は少なく、花は色々とでのんびり楽しめました。
次に歩く機会があるかは分かりませんが、良い天気で良かったです。
今頃は松本付近でお休みのことと思います・・・zzz
先週末から天気が悪かったようですが、そろそろ良くなると思います。
九州では見られない花が待っていますので、楽しんで下さいませ。
蕎麦も良い店がありますよ・・・。